みかづきブログ・カスタム

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myCobotをPythonから動かすための準備をする 🤖

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MacとmycobotをUSB-Cで繋いで、python3経由で操作するための設定方法をまとめておきます。
ファームウェアの書き込みだけうまくいかず、Windows機を使いました。


myCobotとは

Elephant Robotics社とM5Stack社が共同で製作した6軸の可動域を持つ協働ロボットです。

https://www.switch-science.com/catalog/7141/ より引用

www.elephantrobotics.com

いろんな制御方法があるのですが、僕はMacとUSB-Cで繋ぎ、Pythonで制御することを目指しました。


Mac側の設定

※ macOS11.5.1にて確認

ソースコードをダウンロード

こちらからソースコードをダウンロードします。

github.com

❷ セットアップ
python3 setup.py install

これでOKです。

pip3 list

で確認してみたところ、

  1. setuptools
  2. pymycobot
  3. pyserial

などがインストールされたようです。

ドライバーのダウンロード

こちらからMacOS版のドライバーをダウンロードします。

www.silabs.com

❹ ドライバーのインストール

ダウンロードしたzipを解凍してdmgファイルを使ってインストールします。


myCobot側の設定

myCobot側は、Atom(先端側)にatomMainを、Basic(本体側)にTransponderというファームウェアを書き込む必要があります。
myStudioというアプリを使っての書き込みを試みるも、Windows版、Mac版、Linux版を試すもどれもうまくいきませんでした。
どうにもならないので、サポートに連絡したところ、安定板のmyStudio(Windows版)を送付して頂き、Windowsからファームウェアを書き込みました。
(公開して良いのかわからないので公開できないですが)

なんとかして、AtomにatomMainを、Basicにtransponderを書き込めればOKです。


github.com


動作確認

こちらのdemoフォルダ内にデモが収納されております。

github.com

myCobotとMacをUSB-Cで繋ぎ、

python3 basic.py

で動作確認すると良いと思います。
想像以上にワイルドに動くデモなのでmyCobotの周りを片付けてから実行しましょう。


その他

僕は当初サンプルが動かなかったのですが、M5Stack Basicの差し込みが甘かったことが原因で、がっちり嵌め込んだら動くようになりました。